当協同組合では【建物内の異臭の除去方法】(特許第7429340号)特許取得しました。
『特殊清掃の特許』では、一般社団法人や組合などの団体において初となる特許取得です。
孤独死などの事故事件現場、火災現場、ペットなどの獣臭、タバコのヤニ臭などに効力ある特許取得です。
なぜ特許を取得したのか?
このページではその経緯などを解説します。
当協同組合が特許を取得する決意・動機とは
孤独死などの特殊清掃現場では前々から“オゾン発生器で消臭効果がある”とされており、特殊清掃をするにはオゾン発生器は必須といわれるほど、多くの特殊清掃業者が使用しています。
さらに、2020年より日本国内においても広く蔓延した新型コロナウイルスの除菌効果もあるという実証結果が発表されて以降、特殊清掃業者だけでなく他業種から一般の方々までがオゾン発生器の効力を知ることとなりました。
しかし消臭・除菌効果に優れたオゾン発生器ですが、使用方法を間違えると以下のような被害も発生してしまいます。
オゾン発生器の使用方法を間違えると
- オゾン燻蒸している室内に入り呼吸困難に陥ってしまう事例が発生。
- 長時間のオゾン燻蒸でゴム製品を劣化させてしまった。
- 適度な換気を忘れて、オゾンが室内にこもり独特のニオイがする。
また、特殊清掃の先進国アメリカでは人的被害から訴訟問題に発展してしまうことも多くあります。そこで、当協同組合ではオゾン発生器に代わるものとして人的被害もなく動植物にも無害、地球環境にも優しい工法を編み出すことに成功致しました。
当協同組合では特許出願前には数多くの研究を行い、特許出願後は特殊清掃の本場アメリカに渡りヒドロキシルの知識を深く学び、日本に帰国し組合員で数多くの現場にヒドロキシルラジカル発生器を用い、消臭除菌ができることを確信致しました。
その後、特許取得に成功し、現在では組合員一同この特許を使用し様々な現場で活躍をしております。
ヒドロキシルラジカル発生器とオゾン発生器の違いを比較
厚生労働省の定める作業環境基準値では、オゾン濃度 0.1ppm以上で人体に有害であるとされています。原則としてオゾン機が稼働中は無人空間での使用となります。そして、オゾンはゴム製品を劣化させる恐れがあります。しかしヒドロキシルラジカル発生器なら稼働中も有人空間での使用が可能となります。
対象 | ヒドロキシルラジカル発生器 | オゾン発生器 |
---|---|---|
人体 | 稼働中も室内に入れる | 酸化性ガスの為、高濃度になると人体に有害 |
動植物・食物 | 稼働中も問題なし | 高濃度になると動植物・食物に有害 |
革製品 | 稼働中も問題なし | 劣化する可能性あり |
ゴム製品 | 稼働中も問題なし | 劣化する可能性あり |
実際のところ、ヒドロキシルは効力が高いの?
当協同組合では実際にヒドロキシルラジカル発生器を使い、孤独死現場、火災現場等で何度もテストを重ねて、オゾン発生器並み、あるいはそれ以上に効力があると確信しました。
しかも人体・動植物・食物には無害なので孤独死現場では、残置物を撤去する段階からヒドロキシルラジカル発生器を稼働できて、作業時間も大幅に短縮できます。
建物内の異臭の除去作業においてヒドロキシルラジカル発生器を稼働中はペットをホテルに預ける必要はございません。テレビやエアコンのリモコンのスイッチ部分等が劣化によりベタついたりすることもありません。オゾン機を活用していた時よりも室内のダメージを気にすることが少なくなります。またオゾンと違い施工後の残臭もすぐに消える為『即、引き渡し可能』となります。
ヒドロキシルラジカルとは
ヒドロキシルラジカル (hydroxyl radical) はヒドロキシ基(水酸基)に対応するラジカルである。
いわゆる活性酸素と呼ばれる分子種のなかでは最も反応性が高く、最も酸化力が強い。糖質やタンパク質や脂質などあらゆる物質と反応する。しかし、その反応性の高さゆえ通常の環境下では長時間存在することはできず、生成後速やかに消滅する。
過酸化水素への紫外線の照射や、酸性条件で過酸化水素と二価の鉄化合物を触媒的に反応させる方法(フェントン反応)によって生成される。
引用:wikipedia
ヒドロ工法の作業工程図
建物内の異臭の除去方法【特許7429340号】2024/02/08(公知日)
世界最強!無毒で経済的な消臭&抗菌技術
- 革新的なヒドロキシル生成技術
- 様々な場面で使用されています(病院、ホテル、レストラン、学校、スポーツジム、養豚場など)
- 人やペットのいる場所でも使用可能
- 化学的な溶剤・洗剤は使用しません
- 空気中や家具などに潜む臭い・カビ、バクテリアやウイルスを根絶!
- 自然界の分子発生方法を模倣(USAグリーン技術特許)
- 家具やカーペット、壁紙などにダメージなし
ヒドロキシルは、家具や壁、天井から空気中まで。使用する場所を選ばすバクテリア・病原菌、そして雑菌などミクロに潜むウイルスを分解できます。
特殊清掃の脱臭技術『ヒドロ工法』の特許使用認定業者の一覧
組合員になると『ヒドロ工法』使用認定業者になります。または当協同組合以外の人は月々10万円の使用料で『ヒドロ工法』の特許使用権利が与えることが可能となります。
会社名 | 所在地 | 特殊清掃対応カテゴリー |
---|---|---|
株式会社ラスティック | 岡山県 | 事故事件現場、火災現場、ヤニ臭現場、ペット臭現場など |
株式会社 ダスメルクリーン | 福岡県 | |
マインドカンパニー合同会社 | 東京都 | |
株式会社森元クリーン | 鹿児島県 | |
株式会社クリーンキーパー | 埼玉県 | |
株式会社エスコートランナー | 埼玉県 | |
株式会社UNISons | 神奈川県 | |
TCワークス株式会社 | 東京都 | |
テオトル株式会社 | 大阪府 | |
株式会社ワンアクシス メモリアル事業部 | 群馬県 | |
株式会社プロアシスト | 大阪府 |
このバナーは【特許第7429340号】使用許可業者の証です。
ヒドロキシルラジカル発生器のFAQ
まとめ
当協同組合ではこれからの時代にふさわしい環境に配慮した【建物内の異臭の除去方法】(特許7429340)を取得しました。特に「特殊清掃」と言われるとオゾン発生器とは絶対に切り離せないツールの一つでしたが、少し視点を変えて作業工程を見直ししました。もし賛同いただけるなら、この特許を使用できる組合員の入会を歓迎しております。よろしくお願い申し上げます。