遺品整理の費用相場を徹底解説!間取り別料金と費用を抑えるコツも

遺品整理
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遺品整理をすることになった場合、「いったいいくらかかるのか」という不安になる方は少なくありません。実際、業者によって料金に差があり、「格安」を謳いながらあとから追加料金が発生するケースもあるため、正確な費用を把握するのが難しいのが現状です。

本記事では、一般的な費用相場から、料金が変動する要因、費用を抑えるためのポイントまで、実態に即して詳しく解説します。また、信頼できる業者の選び方や、特殊清掃が必要なケース、よくある質問にも回答していきます。

必要以上に高額な費用を請求される心配なく、適正価格で遺品整理を依頼できるよう、役立つ情報をまとめました。これから遺品整理をする方は、まず本記事で費用相場を把握し、複数の業者から見積りを取得することをおすすめします。

目次

遺品整理の費用相場を部屋タイプ別に解説

遺品整理の費用は、業者によって料金の開示方法が異なり、わかりにくいのが現状です。中には「格安」を謳いながら、実際は追加料金が発生するケースも。

そこで本章では、実態に即した遺品整理の費用相場をご紹介します。相場を知ることで、適正価格で依頼できます。遺品の量や作業内容による料金変動の仕組みもあわせて解説しますので、見積り時の参考にしてください。

【料金表】遺品整理の費用は間取りではなく遺品の量で決まる

多くの遺品整理業者は、間取りを基準に料金を表示していますが、実際の費用は遺品の量で決まります

例えば1Kでも大量の遺品がある場合は、3DKよりも高額になることも。逆に3DKでも遺品が少なければ、想像より安く済むケースもあります。

【遺品整理の費用相場(税別)】

間取り遺品の量費用相場
1R2~10㎥4万円~20万円
1DK2~12㎥4万円~24万円
1LDK3~20㎥6万円~40万円
2LDK5~35㎥10万円~70万円
3LDK8~50㎥16万円~100万円
4LDK以上10~70㎥20万円~140万円

※上記料金には基本的な作業費・処分費を含む

上記の通り、同じ間取りでも遺品の量によって、数万円〜数十万円の差が出ることもあります。遺品が増えれば作業時間や運搬車両の台数も増え、処分費用も高くなるからです。

そのため、「格安」を強調する業者は要注意。実際の作業量に見合わない安価な見積りは、あとから追加料金を請求される可能性があります。見積り時は間取りだけでなく、遺品の量をしっかり確認してもらいましょう

マンション・アパートの遺品整理の費用相場

マンションやアパートの遺品整理費用は、建物の構造や設備によって変動します。エレベーターの有無や階数、駐車場からの距離など、作業環境が料金に影響するためです。

マンション・アパートの標準的な費用相場
1R・1K2~10㎥4万円~20万円
1DK・1LDK3~15㎥6万円~30万円
2DK・2LDK5~25㎥10万円~40万円
3DK・3LDK8~40㎥15万円~60万円
4LDK以上10~50㎥20万円~80万円

※ エレベーターなしの場合、1階につき1~2万円程度の追加料金が発生することも 

※ 駐車場から離れた場合、運搬距離に応じて費用が増加

一軒家の遺品整理にかかる費用の目安

一軒家の遺品整理は、建物の規模や付帯設備の有無によって料金が変わります。庭や倉庫、物置など、建物以外のスペースも作業範囲に含まれるためです。

一軒家の標準的な費用相場
1LDK・2DK3~20㎥8万円~30万円
2LDK・3DK5~35㎥12万円~50万円
3LDK・4DK8~50㎥18万円~70万円
4LDK以上10~70㎥25万円~85万円

※ 庭や倉庫の整理が必要な場合は別途費用発生

 ※ 特殊清掃や害虫駆除が必要な場合も追加料金

一軒家の場合、建物の老朽化や特殊清掃の必要性も考慮すべきでしょう。長年人が住んでいない家屋では、害虫駆除や消臭作業が必要になることも。見積りの際は、建物全体の状態を確認してもらいましょう。

遺品整理の料金に地域差はある?エリア別に相場を比較

遺品整理の料金は、地域によっても差があります。都市部では人件費や処分費用が高く、地方より2〜3割ほど高額になる場合もあります

地域別の料金相場(2LDK・標準的な遺品量の場合)
  • 東京などの大都市圏: 20~30万円
  • その他の地方都市: 10万円~20万円

※ 同じ作業内容・遺品量での比較 

※ 業者数や競争状況で変動あり

料金差が生まれる主な5つの要因
  1. 物価
  2. 遺品整理の需要
  3. 人件費や家賃の地域格差
  4. 業者の競争状況
  5. 交通アクセスの条件

地方では業者が少ないため、遠方からの出張費用が加算されることも。見積り時は、地域の相場を把握したうえで、複数の業者に相見積りを依頼することをおすすめします。

遺品整理の費用はどのように決まるのか

遺品整理の費用は、一概に決まった金額ではありません。荷物の量や種類、建物の状況、作業の条件など、さまざまな要因によって大きく変動します。

この章では、料金を左右する主なポイントを解説します。見積り依頼の前に確認しておきたい事項もあわせて解説しますので、業者選びの参考にしてください。

荷物の量と種類による価格変動

遺品整理の基本料金は、主に遺品の量で決まります。物量が多ければ、作業時間や必要な人員も増えるため、費用は比例して上がります。

遺品の量による費用の目安
  • 少量(2~10㎥): 4~20万円
  • 中量(10~30㎥): 20~50万円
  • 大量(30㎥以上): 50万円~

また、処分品の種類によっても費用は変わります。

  • 一般ゴミ:自治体の分別ルールに従い処分
  • 粗大ゴミ:品目ごとに処分料金が発生
  • 産業廃棄物:専門業者による処理が必要
とくに処分費用が高くなりやすい品目
  • 大型家電
  • 業務用機器
  • 危険物・薬品類

一方で、リサイクル可能な家電製品や、まだ使える家具類は、リユースショップでの買取も可能なため、処分費用の削減につながります。

建物の条件が料金に与える影響

建物の構造や立地条件は、作業効率に大きく影響し、結果として費用にも反映されます。

追加費用が発生する条件
  • エレベーターなし
  • 近くに駐車場がない
  • 道路幅が狭くトラックが止められない
  • 高層マンション(タワーマンション)
  • 荷物の搬出ルートが長く養生の範囲が多い

見積り時は、上記の条件をすべて確認してもらい、追加費用の有無を事前に確認しておくことが重要です。

遺品整理のオプション費用

基本の遺品整理費用に加えて、選択できるオプションサービスがあります。作業内容や状況に応じて必要なものを選びましょう。

【よくあるオプションと料金相場】

項目詳細
清掃関連ハウスクリーニング
1K1.5~3万円
3LDK5.5~8万円
特殊清掃3万円~
害虫駆除1.2万円~
供養サービス現地供養2~7万円
お焚き上げ0.3~3万円
その他サービス廃車手続き代行
自動車1.5万円~
バイク0.8万円~
家屋解体1坪2万円~

見積り時は、オプション料金の詳細な内訳と、追加料金が発生する条件を必ず確認しましょう。状況に応じて必要なサービスのみを選ぶことで、費用を抑えられます。

買取可能品の有無による費用調整

遺品の中に買取可能な品がある場合、作業費用との相殺が可能です。状態の良い家具や家電、貴金属類は、査定額が作業費用を上回ることも。

よくある買取対象品と相場
  • 家電製品:1~10万円
  • 骨董品:査定により変動
  • 貴金属:市場価格で査定
  • 美術品:専門家による査定

買取査定のポイント

  • 複数の業者に査定を依頼して比較する
  • 買取専門業者に依頼する
  • 買取品はきれいに清掃しておく
  • 付属品や証明書もつける

なお、買取りと遺品整理を同じ業者に依頼すると、手続きが簡素化され、トータルコストを抑えられる可能性があります。見積り時は、買取可能品の有無も必ず確認しましょう。

一般的な遺品整理作業の流れ

ここでは、遺品整理業者に見積り依頼をしてから、作業終了までの一般的な流れをご紹介します。

STEP
見積り依頼
  • 業者への問い合わせ
  • 現地での見積り
  • 部屋の状態確認
  • 遺品の量の確認
  • 搬出ルートの確認
STEP
契約
  • 見積り内容の確認
  • キャンセル料の確認
  • 追加料金の条件確認
  • 契約書の取り交わし
  • 作業日程の決定
STEP
作業当日
  • スタッフ到着
  • 管理人への挨拶
  • 養生シート設置
  • 処分品の最終確認
  • 貴重品の分別
  • 搬出作業
  • 清掃作業
  • 作業完了確認
  • 料金支払い

とくに契約時は、保管する品物や注意事項を必ず書面に残すことが重要です。口頭での約束は避け、すべて契約書に明記してもらいましょう。これにより、後々のトラブルを防げます。

遺品整理で特殊清掃が必要なケースとは

遺品整理では、通常の清掃では対応できないケースもあります。とくに孤独死や事故現場の場合、専門的な技術と知識を持った業者による特殊清掃が必要です。

この章では、特殊清掃が必要となる具体的な状況と、その費用相場を解説します。

特殊清掃が必要なケース

以下のような場合は、特殊清掃が必要になります。

①孤独死や事故死があった場合

故人が自宅で亡くなり、発見までに時間が経過した場合、腐敗臭や体液の染み込みが発生するため、特殊清掃が必要です。

②自殺や犯罪が関与している場合

自宅で自殺や犯罪が発生した場合、血液や体液の除去が必要となり、専門的な清掃が求められます。

③異臭や害虫の発生

部屋内に異臭が漂っている場合や、害虫が発生している場合も特殊清掃が必要です。これには消臭や害虫駆除が含まれます。

自然災害による汚染

洪水や火災などの自然災害によって部屋が汚染された場合、通常の清掃では不十分なため、特殊清掃が必要です。

ゴミ屋敷の整理

ゴミが大量に放置されている場合、清掃だけでなく、廃棄物の処理も含めた特殊清掃が必要な場合もあります。

特殊清掃の費用目安

【特殊清掃の費用目安】(残置物なしの場合
洋室1Kマンション25万円~35万円
和室1Kアパート25万円~35万円
風呂場一ケ所25万円~40万円
トイレ一ケ所25万円~40万円
玄関一ケ所25万円~40万円

特殊清掃の費用は、作業内容や汚染状態によって大きく変わります。作業範囲が広がるほど、また床の解体など追加作業が必要になるほど、費用は高くなります。

※遺品整理が必要な場合は、40万円~60万円

とくに孤独死などの場合は、消臭作業だけでは不十分で、専門的な技術と適切な作業工程が必要です。例えば、汚染された床材の除去や、消臭効果の高いヒドロキシル発生器の使用など、状況に応じた対策が求められます。費用を抑えたい場合でも、不適切な作業は再清掃が必要になり、結果的に高額になることも。信頼できる業者を選び、必要な作業を確実に行うことが、結果的に費用を抑えることにつながります。

見積り時は、作業内容と料金の内訳を詳しく確認しましょう。

主な項目ごとの費用
床上下の清掃4~10万円
汚染箇所の解体0.5~10万円
床下防臭処理2.5~10万円
クロス剥がし1.5~8万円
除菌消臭器設置3万円/日

なお、現状復帰工事が必要な場合は、別途リフォーム費用が発生します。工事内容によって費用は変動しますので、業者と相談のうえ、必要な作業を見極めることが大切です。

遺品整理の費用を賢く抑えるポイント

遺品整理は、一般的に数十万円の費用がかかります。しかし、適切な準備と計画で、費用を抑えることは可能です。

この章では、賢く費用を抑えるための具体的なポイントをご紹介します。事前の整理から業者選び、作業の進め方まで、費用対効果の高い遺品整理の方法を詳しく解説します。

これから遺品整理をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

①事前準備で作業量を減らす

作業量の削減は、費用削減に直結します。依頼前にできることから始めましょう。

【事前準備のチェックポイント】

事前準備詳細
形見分け家族間で話し合い保管品の仕分け思い出の品の整理
書類の整理重要書類の確認不要書類の処分通帳や印鑑の確認
日用品の処分食品類の処分消耗品の整理生活用品の仕分け

自分でできることは依頼前に済ませておくことで、業者の作業量が減り、費用を抑えられます。

②複数業者から見積りを取得して比較する

遺品整理の適正価格を知るためには、3社以上から見積りを取得することが重要です。見積りを比較する際は、基本料金の内訳と追加料金の条件を詳しく確認しましょう。

基本料金については、作業内容が明確に記載されているか確認します。人員体制や作業時間、不用品の処分方法など、具体的な内容がしっかりと明示されているかがポイントです。

業者によって作業範囲が異なることもあるため、見落としがないよう注意しましょう。

追加料金については、どのような場合に発生するのか、その金額はいくらになるのか、事前に把握しておきましょう。

例えば、想定以上の遺品が出てきた場合や、特殊な清掃が必要になった場合など、追加料金が発生する条件を明確にしてもらいます。

見積り比較で注意したいのは、極端に安い金額を提示する業者です。あとから高額な追加料金を請求されるリスクがあるため、相場から大きく外れた見積りには要注意です。

料金の安さだけでなく、見積り内容の透明性や、業者の対応の丁寧さも重要な判断材料となります。

③不用品の買取り・リサイクルを活用する

遺品整理の費用を抑えるため、状態の良い品物は買取りやリサイクルの活用がおすすめです。適切な査定を受けることで、作業費用の一部または全額を相殺できる可能性があります。

【主な買取対象品目】

分類品目例
電化製品冷蔵庫
洗濯機
エアコン
家具類タンス
ソファ
ベッド
貴重品宝飾品
骨董品
ブランド品

買取金額は品物の状態や型式・ブランドなど、市場価値によって変わります。

とくに電化製品は製造年数が5年以内と新しく、状態の良いものほど高額査定が期待できます。また、骨董品や美術品は専門家による適切な査定が重要です。

失敗しない!遺品整理の優良業者の選び方

遺品整理業者のトラブルが増加している今、信頼できる業者選びは重要です。実際、遺品整理についての相談件数は10年で約3倍に増加し、見積金額の倍以上の請求や貴重品の紛失など、深刻な被害も報告されています

しかし、基本的なチェックポイントを押さえることで、優良業者を見分けることは可能です。この章では、安心して依頼できる業者の選び方を詳しく解説します。

出典:独立行政 国民生活センター|こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル-料金や作業内容に関するトラブルが発生しています-

①はじめに確認!遺品整理に必要な許可と資格

遺品整理業者には、必要な許可と資格があります。これらの確認が、信頼性を判断する第一歩です。

【確認すべき許可・資格】

法的な許可
  • 古物商許可証
  • 産業廃棄物収集運搬許可
  • (家庭系)一般廃棄物収集運搬業許可
専門資格
  • 遺品供養士
  • 整理収納アドバイザー
  • IICRC国際資格(特殊清掃)Trauma and Crime Scene Technician

とくに古物商許可は必須です。遺品の買取りを行う場合、法律で義務付けられています。

②口コミ・実績で見る業者の信頼性

インターネットの口コミや評判は、業者選びの参考になります。ただし、ステマにも注意が必要です。

【信頼性チェックのポイント】

オンライン評価
  • Google評価
  • 口コミサイトの評判
  • SNSでの対応
実績確認
  • 作業事例の写真
  • 対応実績数
  • 具体的な料金例

作業実績や料金事例が豊富な業者は、経験と実力がある証拠です。

③問い合わせ時の対応でわかる業者の質

初回の問い合わせ対応は、業者の質を判断する貴重な機会です。

【良質な業者の特徴】

説明が丁寧
  • 作業手順の説明
  • 料金の内訳
  • 注意点の案内
誠実な対応
  • 質問への的確な回答
  • 無理な営業をしない
  • 追加料金の説明

とくに「今なら特別価格」など、契約を急がせる業者には注意しましょう。

遺品整理の費用についてよくある質問

ここでは、遺品整理の費用についてよくある質問に回答していきます。

遺品整理の費用はだれが払うべき?

遺品整理の費用負担は、基本的に法定相続人が行います。ただし、状況によって負担者や分担方法が変わることもあるので、事前の確認が重要です。

費用負担者の基本パターン
  • 相続人が単独:その相続人が全額負担
  • 相続人が複数:法定相続分に応じて分担
  • 相続放棄の場合:次順位の相続人が負担
  • 相続人不在:自治体や家庭裁判所が対応

遺品整理に関する費用負担については、事前にしっかりと話し合い、合意を形成することが重要です。

遺品整理費用と相続税の関係は?

遺品整理費用は、残念ながら相続税の計算で控除できません。これは、遺品整理費用が故人の負債や債務に該当しないためです。

相続税は故人が遺した財産の総額から、基礎控除額や債務を差し引いた額にもとづいて計算されます。遺品整理を行うことで、故人の財産を整理し、相続税の申告に必要な情報を明確にできます。

相続税の計算や申告に不安がある場合は、専門家に相談しましょう。

遺品整理で50万円は高い?妥当?

【50万円が妥当となるケース】

間取りや遺品の量
  • 2LDK以上で遺品の量が多い
  • 大型家具が多い
  • 倉庫や庭付きの場合
特殊作業が必要な場合
  • 特殊清掃が必要
  • 解体作業が発生
  • 害虫駆除が必要

遺品整理で50万円という金額が高いか妥当かは、作業内容や条件によって大きく変わります。一概に「高い」とは言えない一方で、慎重な判断が必要です。

【50万円が高額と感じるケース】

一般的な作業のみ
  • 1LDK以下の物件
  • 家財が少ない
  • 特殊作業不要
事前整理済みの場合
  • 形見分け完了
  • 不用品を処分済み
  • 買取品が多い

判断のポイントは、作業内容の詳細と見積書の透明性です。とくに追加料金の有無や作業範囲を確認し、必要に応じて複数の業者から見積りを取ることをおすすめします。

遺品整理で100万円かかるケースとは?

遺品整理で100万円を超える料金は、大量の遺品がある場合や、特殊な条件が重なった場合に発生します。通常の遺品整理では考えにくい金額ですが、以下のような状況では妥当となることもあります。

【100万円を超えるケース】

物件の規模が大きい
  • 3LDK以上の大型物件で遺品の量も多い
  • 蔵や倉庫が複数ある
  • 広い庭付きの一戸建て
特殊な作業が必要
  • 特殊清掃が必要な現場
  • 大規模なゴミ屋敷
  • 危険物の処理が必要
作業条件が厳しい
  • 重機が必要な搬出作業
  • 解体をともなう特殊清掃
  • 複数の特殊車両が必要

ただし、このような高額な見積りの場合は、複数の業者に確認を取ることが重要です。中には不当に高額な請求をする業者もいるため、内容の精査が必須です。

遺品整理はゴミ屋敷同然でも依頼は可能?割高になる?

ゴミ屋敷状態でも遺品整理は可能ですが、通常より割高になる可能性が高くなります

ゴミ屋敷は、生活空間がゴミや不用品で埋まっている状態です。ゴミ屋敷は、生活空間がゴミや不用品で埋まっている状態です。

通常の遺品整理よりも多くの物を処分する必要があるため、作業員の人数や作業時間が増え、結果として費用が高くなります

衛生状態が悪化していることが多く、特殊清掃が必要になることも。これには追加料金が発生し、全体の費用がさらに増加します。

高額になりやすいため、見積り時はとくに慎重な確認が必要です。業者選びのポイントは、ゴミ屋敷の整理実績があること、見積りが明確なこと。複数の業者から見積りを取り、作業内容と料金を比較検討しましょう。

一軒家やマンションでの遺品整理の作業時間はどれくらいかかる?

遺品整理にかかる時間は、物件の大きさと遺品の量で大きく変わります。標準的な作業人数(2〜3名)の場合、以下のような目安となります。

標準的な作業時間
  • 1R・1LDK: 約2~5時間
  • 2LDK: 約4~10時間
  • 3LDK: 約6~12時間
  • 4LDK以上: 約10時間以上
  • 一軒家: 約4時間~2日
作業時間が増える要因
  • 大量の遺品がある
  • 倉庫や物置の整理が必要
  • 特殊清掃が必要
  • エレベーターがない
  • 搬出経路が複雑

見積り時に作業時間の目安を確認し、追加料金の有無もあわせて確認しましょう。作業が長引く場合の対応について、事前に業者と相談しておくことをおすすめします。

まとめ

遺品整理の費用は、間取りだけでなく遺品の量や作業内容によって変動します。1Rから4LDK以上まで、実際の遺品量に応じた費用相場を把握し、適正価格を見極めましょう。

費用を抑えるポイントは、事前準備による作業量の削減、複数業者からの見積り比較、買取可能品の活用です。とくに見積り時は、基本料金の内訳と追加料金の条件を詳しく確認することが重要です。

遺品整理を依頼する際は、業者の資格や許可の確認はもちろん、過去の作業実績もしっかりとチェックしましょう。見積りや契約は必ず書面で行い、口頭での約束は避けることをおすすめします。不明点は遠慮なく質問し、納得できてから契約することが大切です。

遺品整理に関するご相談は、遺品整理総合相談窓口協同組合で承っております。経験豊富なスタッフが、お客様の状況に合わせて最適なアドバイスをさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

(東京都)マインドカンパニー合同会社、代表社員の鷹田です。
清掃業界の先進国であるアメリカへ渡り、IICRC認定資格のTrauma and Crime Scene Technician (特殊清掃)やFire and Smoke Damage Restoration Technician (火災復旧)を学んでおります。当協同組合では、理事とサイト管理者を務めております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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