今さら聞けない!初級編から上級編まで遺品整理業者の悩みを解決!

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遺品整理をしていて「こんな時はどうすれば良いんだろう?」
と、悩んでしまうことはないですか?

遺品整理総合相談窓口協同組合では、お客様からの遺品整理のご相談だけでなく
多くの遺品整理業者の方々からもたくさんのご相談をいただいております。

起業(開業)されたばかりの遺品整理業者の方から
長年遺品整理をされている業者の方まで
数多くの仲間(遺品整理業者)のお悩みを解決してきました。

ここでは、今さら聞けない・聞きづらいお悩みを解決できるよう
解説していきます。

目次

初級編~遺品整理を始めたばかりの方からのご相談~

営業先がわからない。(どこから仕事がもらえるの?)

「遺品整理を始めました」といっても、すぐにお仕事がいただける訳ではなく、
・どこにアプローチ(営業)するべきなのか
・どのように宣伝するべきなのか
・早く多くの人に周知してもらうにはどうすれば良いのか
と、遺品整理をしたくてもご依頼がいただけなくて悩まれている方も多くおられます。

どこにアプローチ(営業)するべきなのか


▪葬儀社
▪墓石屋、仏具屋
▪社会福祉協議会
▪不動産
▪士業(弁護士、行政書士、司法書士)
▪ケースワーカー
▪介護支援専門員
▪自治体

どのように宣伝するべきなのか


▪パンフレット(リーフレット)で宣伝
→葬儀社や墓石屋さんなどに置かせていただけるようお願いをしてみましょう
▪セミナーや講演会に積極的に参加
→遺品整理に興味のある人、よく相談を受ける職種の方が勉強に来られていることも多いです
▪資格や許認可で他社との差別化でアピール
遺品整理をする為に必要な4つの許認可と7つの資格を参照

早く多くの人に周知してもらうにはどうすれば良いのか

▪ホームページの強化
→今は遺品整理業者を探すのに、ほとんどの人がインターネット検索をしています。
 数多くいる遺品整理業者の中で検索上位に入るのは難しいかもしれないですが、
 こまめにブログを更新するなどをしてみてはいかがでしょうか?
▪セミナーや講演会に積極的に参加
→遺品整理や終活、葬儀などに関するセミナーや講演会では遺品整理に関する話題も
 よく出てきます。そこに参加している方々と交流を持つことで人との繋がりができます。
▪遺品整理に関する団体に所属する
→私共がしております遺品整理総合相談窓口協同組合は遺品整理・特殊清掃を専門に、
 問題解決、技術・施工方法のアドバイス、最新薬剤や資材などの情報共有など、
 常に最先端の技術でお客様に遺品整理をご提供させていだいております。
 協同組合ですので、ご入会された方はベテランでも遺品整理を始めたばかりでも
 同等の立場として組合員に所属することができます。
 その中で、たくさんの同業者との繋がりが生まれ役立つ情報や知識も知ることができます。

見積り方法がわからない

始めて遺品整理のご相談をいただいた時、
嬉しい気持ちと、ちゃんとできるかな・・・と
喜びと不安を感じる方が多いかと思います。

まず、見積りがうまくできるかどうかが1番のポイントになります。
お客様は、見積り時に業者を選びます。

もし、ご自身が遺品整理を依頼するお客様側の立場だったら、
どのような業者にお願いしたいか、安心して任せられるかを
考えて行動しましょう。

▪第一印象が大切!
→清潔感のある服装(社名の入ったユニフォーム)でお伺いしましょう。
→挨拶はしっかりと気持ちよく行いましょう。

▪礼儀も忘れずに!
→ご自宅に上がらせていただく際、靴は揃えられていますか?
→お仏壇に手を掌わせさせていただけるか確認し、許可がいただければ故人様にもご挨拶をしましょう。

▪ヒアリングをしっかり!
→処分品、供養品などのモノだけを見て帰るのは、不用品回収業者です。遺品整理をさせていただくからには、ご依頼者の方としっかりとお話をさせていただき、一緒に故人様の想い出話をしましょう。すると、ご依頼者の方と故人様の想い出や、故人様の趣味、愛用品などが自然とわかってきます。近年、遺品整理のご依頼でも「家の中にあるもの全て処分してください!」と、依頼される方も増えてきております。しかし、そのような場合でも故人様の遺したかったモノ、想い出が必ず存在します。それを見つける事が本当の遺品整理になります。

▪お客様に安心していただくためには、毅然とした態度でお見積りをしましょう!
→初めての遺品整理の見積りで、どうして良いかわからない、という思いが態度に表れてしまうと、お客様も「本当に大丈夫かな」と不安になってしまいます。ご自宅内を見させていただく際に、ご依頼者の方と一緒に想い出話をしながらゆっくりとお見積りをさせていただいたり、見落としやすぐに物量がわからないというトラブルを防ぐ為にも写真を撮らせていただき、社に持ち帰りじっくり見積書を作成させていただく、などの対策を行いましょう。

▪法令についての説明もしてあげましょう!
→お客様のほとんどが、家庭系一般廃棄物の事を知りません。他にも古物商許可、家電リサイクル法、消火器リサイクル法など、遺品整理で出てしまう処分品の中でも法令に関わるものもありますので、しっかりと説明してあげましょう。(見積書でも、冷蔵庫1台、テレビ3台、消火器1台といったようにしっかりと項目を分けましょう。)

▪見積書の項目は細かく書きましょう!
→見積書の内容=作業の内容です。「処分品一式・・・〇〇円」「2tトラック一車・・・〇〇円」という書き方ではなく、「一般廃棄物(細かく内訳を書いてあげた方が親切です)」「産業廃棄物」「遺品供養(ご希望があれば)」「リサイクル法のかかる処分品」「買取品(古物商を所持している場合」など、できるだけ細かく書いてあげることで、ご依頼者の方もご家族と話し合って決められる方が多いので説明もしやすくなります。

▪見積書を提出する際は商談のチャンス!
→見積書をお渡ししたらあとは結果を待つ、のではなく、お客様に見積書が届いた段階で1度ご連絡差し上げましょう。その際に見積内容でわからないことや、予算的なご希望(可能な限り)をご確認させていただき、見積内容にしっかり納得していただけるようにしましょう。

中級編~遺品整理は何度もしているけど、その中で困った事~

ゴミ屋敷での遺品整理

どこから手をつければ良いのか、この中から遺品を探すことができるか、
どのくらい日数がかかるのか、作業するにあたり気を付けることは何か
など、様々な不安が出てくるかと思います。

まず、いくらゴミが積み上げられたお家でも、必ずその中に
生活されていた空間が存在するはずです。
その空間の周りには、最後まで使っていた生活用品や愛用品がある可能性が高いです。

作業するにあたり気をつけることは、
▪第一は怪我です。
ゴミが長年放置されている状態ですと、床の上に水気が溜まった状態になり、
床が抜けてしまうことや、上からモノが落ちてくることなどもあります。
▪次に感染症です。
ゴミにハエやゴキブリやダニ、ネズミなどの害虫・害獣が集まってくるのはご存知だと思います。
その害虫や害獣が多くの菌を広げているのはご存知でしょうか?
例えば、ハエは食べ残しのモノなどに群がりますが、その腐敗した食べ残しのモノが
大腸菌やサルモネラ菌、O-157などの感染症を広げてしまっています。
他にもダニなども日本紅斑熱やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などを媒介します。
▪ゴミ屋敷に入る時には装備もしっかり。
ホコリを多く吸ってしまうことにより、アレルギーが起こってしまったり、
アンモニア臭で目や鼻を痛めてしまったり、ダニに刺されてしまったりと、
作業する際にも多くの危険があります。
ゴミが多く積まれているだけで熱を持っている屋内ですが、
感染症や危険を回避するためにもマスク・手袋・長袖・長ズボン(カッパのようなナイロン素材だとダニやホコリを吸着しにくい)、あとは底のしっかりとした(厚みがある、頑丈な)靴が必要です!
床に釘が転がっていたり、割れたガラスが散乱していたりするので、かならず身を守れる服装で作業をしてください。

作業中に気持ちの面で気を付けないといけないのが、
「遺品整理をしているんだ」ということを忘れないことです。

多くのゴミをひとつひとつ確認しながら分別していくのは気が遠くなる作業になりますが、
私共がご提供しているのは、不用品回収やゴミ回収ではなく、遺品整理です。

その中からも故人様を知る手がかりがたくさんあるはずです。

モノ屋敷の遺品整理

ゴミ屋敷とどう違うの?と思われる方も多いかと思いますが、
必要以上の家具や家財や家電、衣類や装飾品などが積み上げられていることもあります。

まだ使えるモノも多かったり、高価な古美術品やブランド品が多く遺されていることもありますが、
古物商を持っていても、査定に困ってしまうこともあるかと思います。

まだ使えるモノに関しましてはリユース品として買取・引き取りをして
SDGsに繋げ、処分品を極力少なく抑えられるよう取り組みましょう。

高価な古美術品やブランド品などは無理せず鑑定士にご依頼するなどして、
お客様にも安心・納得していただけるよう買取をしてはいかがでしょうか?

また、1番気を付けないといけないのが搬出です。

搬出の際に傷をつけないように、しっかりと養生・梱包をし
トラック等に積み込む際、荷下ろしの際にも十分に注意が必要です。

上級編~遺品整理以上の現場~

遺品整理のご相談のはずが、孤独死(事故案件)だった

お客様の中には「孤独死」という言葉を知らず、亡くなった方の部屋(家)の片付けとして
遺品整理業者にご相談してこられる方も多くおられます。

もちろん、遺品整理業者としてお部屋に遺されたモノを片付けることは可能ですが、
その亡くなられていた場所(体液や血液などが付着している場所)はどうしたら良いのか・・・

このような場合はお見積り時にお客様に「この現場では特殊清掃が必要」との旨をご説明しましょう。

おそらく、遺品整理をされている方なら特殊清掃という言葉もすぐに浮かんでくると思います。
しかし、特殊清掃は経験(実績)がないと、見様見真似でしてもできません。

見様見真似でしようにも、専用薬剤・専用機材がないと作業もすることができません。

特殊清掃がどのようなものか、お客様に知ってもらい
信頼できる特殊清掃業者を紹介してあげるのが、お客様にとっても1番安心できるかと思います。

遺品整理後の臭い問題

遺品整理をして家は綺麗に片付いたが、臭いが残っている・・・
掃除したら臭いも無くなると思っていたのに・・・

というご相談も多く寄せられています。

例えば、ゴミ屋敷でトイレが使えず様々な場所に糞尿が落ちていて
それが床などに染み込んでしまっていたり、
ペットを飼っていて、そのペットが床や壁にオシッコをかけていたなど、
拭いてもこすっても、全く取れない臭いに苦戦された方も多いと思います。

このような場合でも特殊清掃の技術が必要になります。

特にペットの糞尿の臭い(アンモニア臭)は特殊清掃をしている中でも
高い消臭(脱臭)技術がないと落とすことができないほど大変な作業です。

もし臭いが取れずに困っている業者様がおられましたら無理せず
一度遺品整理総合相談窓口協同組合までご相談ください。

まとめ

誰でも最初から完璧な遺品整理ができるわけではありません。
初めての遺品整理はどうしたら良いのかわからないのが当然です。

その中で、どのように成長していけるかがポイントになります。

遺品整理総合相談窓口協同組合は
・お客様に寄り添った本当の遺品整理をしたい
・お客様に感動していただけるような遺品整理をしたい
と、心からお客様ファーストで遺品整理をしたいという方を
全力で支えたい、応援したいと思っております。

もし、遺品整理をしていて困ったことなどがありましたら
ご相談いただければと思います。

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この記事を書いた人

遺品整理総合相談窓口協同組合、事務局担当の延原ゆきのです。
組合の窓口として
・親切
・丁寧
・笑顔
を大切に、相談者様に寄り添ったサービスを心掛けております。
皆様から「ありがとう」と「笑顔」を頂けるよう、精進して参ります。

どんな些細な事でも構いません。
不安に思っている事、ご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。

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